「こもちゃん農園について」を書こうとしてから大分時間が経ってしまいました。書きたい事、伝えたい事はあるのに中々書けずにいました。パソコンを開いてもなかなか書き出せないのです。
ホームページの紹介文でこんな風に書くのは王道からはずれるし、簡潔に書くべきなのだろうし、商売的な自己アピールとしては良くないのかも知れません。
でもこんなのも含めて「について」なのかなと思い書こうと思います。
なんで書きたいのに書けないんだろうと思いながら時間が過ぎてしまいましたが、やっと分かった事があります。
怖かったんだと思います。
こう書いたらこう思われるかも。上手く表現しないとお客さんがいなくなってしまうかも。もっとこうしなきゃ、もっとこうしなきゃ。そんな風に思いながらパソコンの前に座りなかなか書き出せずにいる自分がいました。
今なら分かりますが、上手くきめようとし過ぎていたんでしょうね。
商売をするには、なんかカッコいいこと書かなきゃという意識になっていたんだと思います。
以前ホームページを作ろうとして、デザイナーさんに頼んだ方が良いのではと悩んでいた時がありました。その時に「初めから完璧じゃなくても良いじゃない」と言って下さった方がいて、なるほど~と思ったことを思い出しました。今のホームページは妻の手作り(?)です。
そして実際に野菜を売り始めると、その様な完璧じゃない私たちを応援して下さる方々がたくさんいました。「たくさん頑張って等身大」で良いのかなと思えたのです。「私の農園は~です」でなくても「~を目指しています」と日々を頑張っても良いのかなと思えたのです。
そのように、背伸びをしないで、カッコつけないで書こう。と思ったのでこんな「こもちゃん農園について」になってしまいましたが、確かにどんなに背伸びしてみたって、どんなに飾ってみたって、食べる「野菜」は「等身大」そのものなんですよね。
こもちゃん農園は「癒しの農業」をコンセプトに心も体も癒せる農業を目指していきます。
オーガニックの安心安全野菜で身体を癒し、自然体験を通じて心を癒す。
そんな農業を目指します。
農業の受け皿は大きいです。環境はもちろんの事、自然から学ぶ事がとても多く、教育にも通じます。医食同源という言葉があるように医療にも通じ、福祉にも通じます。
そんな農業の素晴らしさを共有出来たら良いなと思っています。
そしてこもちゃん農園では対面での販売を大切にします。農家とお客さんはもっと近くても良いと思うのです。
お客さんにとっても、人間的な部分も含めてどんな人が作っているのか、売っているのかを知る事が出来、本当の安心に繋がる事はもちろん、──ここが私にとっての重要部分なのですが ── 誰が食べているか顔が見える事が私にとってとても大切なのです。農業は色々な意味で厳しい所があります(まだまだ序の口なのでしょうが・・・)。私はあまり強い方ではないので挫けそうになる時が何度もあります。そんな時に顔が分かり「この人に作っている」と思える事が物凄いモチベーションになるのです。自分の為にも、対面での販売というのがありがたいのです。
そんなこもちゃん農園ですが、これからの成長も含めて応援して頂けると嬉しいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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