千葉県柏市の「ファーム小川」さんでお話を伺ってきました!

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大分前の話、もう7~8年も前の話になるんですが、いわゆる持続可能社会とかパーマカルチャーとかダウンシフトとかを勉強した時がありました。

かといってそれまでも表面的にはそういうのが好きで、新婚生活では給湯器なし、暖房器具なし、なぜか敷布団なしテーブルなし、そして冬はダウンと毛布を着て生活をするというよく分からない事をやったりしていました。よく妻に逃げられなかったものです。

まぁダウンシフトに関しては一速以上に入った事がないのでむしろ見栄っ張りな感じに聞こえちゃいますが。


小川さんの事は以前から書籍などで存じていましたが、妻が小川さんの畑を手伝わせていただいた事などもあり、今回お話させてもらうことになったのでした!^^


小川さんと言えば知る人ぞ知る虫博士であり「農薬に頼らずつくる 虫といっしょに家庭菜園」という本も出版しています。


その世界観は、私のような凡人には一見「独特」に見えて、その実は「本質」に溢れています。

以前、尊敬するパーマカルチャーの先生に「世の中に益虫も害虫もいない。ただ人間の理解が及んでいないだけ」と言われた事があり腑に落ちた経験がありますが、まさにそういう世界観が書かれていてそして実践されています。

私の師匠も良く自分の事を「邪道」だと言ってますが、その独特さはやはり本質に繋がっているんですよね。


そういう方達と話していて感じるのは、こういうのは言葉にするのが難しいんですけど、間違いを恐れずに言えば、なんかこう、

「分けてない」

といった共通点を感じます。

自分なんかはどちらかというと「分けて」考えるタイプで、物事を分けて分けてそれをパズルの様に組み合わせて理解している気がします。「良い」と「悪い」に分けてしまいがちですね。

「分けてない」というのは物事をトータルで見るというか、「良い」も「悪い」も無いというか。本質が見えてるというか・・・。ちょっとこう、仙人チックというか・・・(笑)

でもそこに至るにはやはり日々考えて考えて、分ける事によって得たトータルの世界な気もします。


好きな言葉に

「よしあしの 葉をひっしいて 夕涼み」

というのがあります。


「よし」の葉、「あし」の葉というのはどちらも漢字にすると「葦」で、すだれなんかに使われているあの植物です。

同じ植物なのに「よし」とか「あし」とか呼ばれている訳ですが、それを「よし(良し)」「あし(悪し)」に引っかけているんですね。


「よし(良し)」とか「あし(悪し)」とか、そんなもんケツの下に敷いちゃって、まぁ夕涼みでもしようよ。


って感じの言葉で、なんとも気持ち良さそうな夕涼みじゃありませんか^^


あぁ、こんな風に生きたいなぁ。


と思うわけです。


とまぁ話が脱線しましたが(笑)小川さんはこんな話のように堅くなく話しやすい方なので色々質問してしまいましたが、一つ一つ答えてくれました^^

そしてこれから農業を生業としていく上での大事な大本の部分がまた一つ豊になったのでした。


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この記事を書いた人

障害者就労支援施設支援員を退職し、千葉県白井市えびちゃん農園で修行後、2022年に新規就農。男の子2人のパパ。

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